図面印刷に適しているプリンターの条件

①A1に近いサイズが印刷できる

国土交通省が平成28年3月に改定したCAD製図基準には、『図面の大きさは、A1 を標準とし、これによりがたい場合は A 列サイズから選択する。』と記載されています。

引用元：要領・基準 | 電子納品に関する要領・基準/CAD製図基準より

A1サイズとは、594㎜×841㎜の大きさです。

A2サイズはその半分、A3サイズはA2サイズの半分、A4 サイズはA3 サイズの半分となります。

よく書類で使用するのがA4サイズですので、A1サイズはA4サイズ8枚分と考えると大きさがイメージしやすいかもしれません。

打ち合わせなどの際にも必ずA1サイズで印刷しなければいけないわけではありませんが、用紙が小さければ小さいほど縮小して印刷することになるため、見えにくかったり打ち合わせの内容を書き込みにくかったりしてしまいます。

そのため、できるだけA1サイズに近いサイズで印刷できるものがおすすめです。

②細い線が綺麗に印刷できる

図面には細い線が何本も描かれています。中には細い線と細い線が非常に近くに描かれていることもあり、その際に線の印刷が粗いと見にくくなってしまいます。

そのため、細い線が綺麗に印刷できる複合機・プリンターが図面印刷には向いています。

③耐水性に優れている

図面を屋外現場に持っていくことがある場合には、耐水性に優れているものがおすすめです。屋外現場の場合、どうしても書類が汚れやすくなってしまいます。そのため、滲みやすいインクのものはあまりおすすめできません。

図面を印刷したい時におすすめの複合機：KONICA MINOLTA 1421W SP

複合機の導入も考えている場合には、図面印刷に向いている複合機の導入がおすすめです。

KONICA MINOLTA 1421W SPは、A2サイズでスキャン、コピー、プリントアウトができる複合機です。

打ち合わせ後、書き込んだ図面をスキャン、コピーできるため情報共有や資料整理などがしやすく非常に効率的です。

A2サイズの印刷は、14枚/分というスピードで出力可能。

データはA2の大きさのまま等倍保存でき、FAX送信も可能です。

コピー、プリントアウトなど印刷は黒と赤のツインカラーですが、スキャンはフルカラーでデータを取り込むことができます。

CAD製図基準はA1とされていますが、A2でも70%の縮尺率ですので非常に細かい図面でなければ十分打ち合わせなどに使用することができます。

また、KONICA MINOLTAは独自トナーを使用しており、細い線や細かい文字などが綺麗に印刷できることで評判のあるメーカーですので、その点も魅力的です。

データの取り扱いもしやすく、Mac OSからの出力にも標準対応。スキャンした原稿の文字を読み取ってPDF化、その文字からテキスト検索が可能。セキュリティ機能も高く、安心して使用することができます。

KONICA MINOLTA 1421W SPについてくわしくはこちら

図面を印刷したい時におすすめのプリンター：Canon TX-410

すでに複合機は導入しているけれど図面印刷が上手く行かない…という場合には、図面印刷にむいたプリンターの導入がおすすめです。

Canon TX-4100は、B0ノビという非常に大きな用紙幅に印刷ができるプリンターです。

B0ノビのサイズは1180㎜×1580㎜で、B0というサイズに余白をつけて印刷できるサイズのことをいいます。

(B0ノビサイズについて詳しくは、『ポスターや図面など大きなものも!Canonの大判プリンター』の記事をご覧ください)

紙はロール紙がセットできるため、幅は最大1180㎜ですが、長さはB0ノビよりも長いものが途切れずに印刷可能。A1図面から延長してしまったロングサイズにも対応できるので、大きな図面を取り扱う企業にはピッタリです。

Canon TX-4100は独自開発の顔料インクを使用。線や文字がくっきりと印刷されるだけでなく、高い耐水性で屋外現場で使用したい場合にも向いています。

画像引用元：TX-4100／TX-3100／TX-2100 概要 | 大判プリンターimagePROGRAF :キヤノン

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