複合機の無線LAN(Wi-Fi)機能のメリットと、無線LANが使えるおすすめの機種3選
無線LANとは
無線LANは、LANの一種です。
LANとは、自宅内や社内など内部のネットワーク構成のことを言います。
LANにはケーブルを使用した有線LANと、Wi-Fiなどケーブルを使用しない無線LANがあります。
無線LANの種類の中にはWi-Fiという通信規格があり、よく使用されているため耳馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
オフィス内などで無線LANを使用する場合、ルーターが必要になります。
例えば光回線をオフィスに引いている場合、オフィスにはONUとよばれる終端装置が設置されています。その終端装置からルーターまでは有線(ケーブル)で接続し、ルーター以降はケーブルを使わずに無線で使用することができます。(ルーター一体型のONUもあります)
無線LANのメリット
無線LANの大きなメリットは3つあります。
①オフィスのレイアウトが自由になる
モデムやルーターなどの場所は、オフィス内の壁にあるジャック(接続口)からケーブルを使用して有線でつなぐ必要があり、場所が固定されてしまいます。
そこから先の端末にも有線で接続する場合、各機器に配線をする必要があります。
無線LANを使用すると配線の必要がないため、オフィスのレイアウトが自由になります。
②業務の効率化につながる
無線LANを使用している場合、無線が届けば自由な場所で業務をすることができ、途中で移動することもできます。そのためチームで業務をする場合など場所にとらわれず、効率的に業務を進めることができます。
③モバイル端末との連携がスムーズになる
「②業務の効率化につながる」にもつながりますが、無線LANを使用することでスマートフォンやタブレットなどモバイル端末との連携がスムーズになります。
最近ではモバイル端末を使用した業務が増えているケースも多く、無線LANの需要も高まっています。
無線LANのデメリット
とても便利な無線LANですが、デメリットもあります。
(1)通信が不安定な場合がある
無線LANで接続する場合、どうしても遮蔽物や距離、電波状況によって遅くなる、接続できなくなってしまうなど通信が不安定になってしまう場合があります。
もし不安定な時はルーターに近づいてから接続すると安定しやすくなります。
また、大きなデータを取り扱う場合には有線LAN(LANケーブルによる接続)に切り替える方がおすすめです。
(2)セキュリティリスクが有線LANより高くなってしまう
無線LANを使用した場合、有線LANで接続する時よりもセキュリティリスクが高くなってしまいます。
無線LANの場合、傍受されてしまったり、不正アクセスされてしまったりという情報漏洩の危険性があるためです。
通信の暗号化や、接続のためのパスワードを複雑にし、定期的に変更するなどしてセキュリティリスクを下げることもできます。
また、機種によってはオプションなどで複合機を無線LANの親機にする機能もあります。社内ネットワークを使用せずに使えるため、外部からの端末などを使用する際にセキュリティリスクを下げる効果があります。
このオプションが使用できる機種には、KONICA MINOLTAのbizhub 300iなどがあります。
KONICA MINOLTA(コニカミノルタ)bizhub C300iについて詳しくはこちらをご覧ください。
無線LANが使えるおすすめの複合機3選
無線LANが使用できる複合機はたくさんありますが、機能やセキュリティレベルなど様々な違いがあります。
その中でも特におすすめの複合機を3つご紹介いたします。
気になる機種がある場合には、お気軽にオフィス電話本舗までお問い合わせください。
高度なセキュリティで安全に使用可能!KONICA MINOLTA bizhub C300i
KONICA MINOLTAのbizhub C300iは高度なセキュリティ対策がされており、安心して使用することができます。
例えば、ユーザー認証が使用できるのはもちろん、通信を暗号化したり、SSDと呼ばれるデータを保存する場所にパスワードをつけたりすることが可能。
さらにPDF文書を送信する際にパスワードによる暗号化ができたり、タブレットやUSBと接続する際のウイルススキャン機能があったりと様々な脅威に対応しています。
セキュリティ機能について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
セキュリティー – bizhub C360 i / C300 i / C250 i – 製品情報 – ビジネスソリューション | コニカミノルタ
C360i、C300i、C250iは全て同じbizhubシリーズですが、主に連続複写速度が異なります。連続複写速度や、自社にあった速度が知りたい場合は「複合機を選ぶ基準に?月間印刷枚数とは?」の記事をご覧ください。
モノクロでコスト削減!KONICA MINOLTA bizhub 300i
KONICA MINOLTAのbizhub 300iは、上記でご紹介したKONICA MINOLTAのbizhub C300iのモノクロ印刷専用の機種です。C300iの本体価格が1,390,000円なのに対して、300iは1,160,000円とかなり安くなっています。
しかしセキュリティはC300iと同様に高度なセキュリティとなっているため、あまりカラーの文書を印刷することがないという場合にはC300を導入することでコストの削減につながります。
KONICA MINOLTA bizhub 300iについて詳しくは以下のページをご覧ください。
bizhub 750 i / 650 i / 550 i / 450 i / 360 i / 300 i – 製品情報 – ビジネスソリューション | コニカミノルタ
複合機がサーバーに!シームレスな作業を可能にするimageRUNNER ADVANCE C3530F
imageRunner ADAVANCE C3530Fには、アドバンスボックスというハードディスク領域が標準装備されています。
アドバンスボックスには、スキャンしたファイルやFAXで受信したファイルを保存するだけでなく、保存されたファイルをPCから閲覧、ダウンロードしたり、PCのファイルを保存したりすることもできます。
簡易的なファイルサーバーのように使用することができるため、違う場所、違う端末からもシームレスに作業をすることが可能に。複数人共同での作業も効率的に行うことができます。
imageRUNNER ADVANCE C3530Fiについて詳しくはこちらをご覧ください。
画像引用元:キヤノン:imageRUNNER ADVANCE C3530F/C3530/C3520F|概要
無線LANを活用して、より効率的な業務を
複合機の機種によっては、無線LANを使用することで場所の制限だけでなく、より便利な機能を使用することもできます。
興味のある方はお気軽にオフィス電話本舗までご相談ください。
オフィス電話本舗 | 2022.08.02 21:11
機種によってはオプションで選べたり、無線LANのある型とない型を選ぶことができたりします。
今回は複合機の無線LAN(Wi-Fi)機能のメリットと、無線LANが使えるおすすめの機種3選をご紹介します。
無線LANが必要かどうか悩んでいる方や、標準仕様で機能が搭載されているけれどどのように活用していくか悩んでいる方などに参考にしていただければ幸いです。