複合機の停電対策をご紹介!
停電に備えた対策
複合機は精密機器であり、内部にハードディスクを搭載しています。
そのため、正しい手順で電源を切らず、停電により突然電源が切れてしまうと、故障したり、データが消失してしまったりすることがあります。
その被害を防ぐためには、以下の対策が効果的です。
①バックアップを取っておく
まずは、念のために複合機のデータのバックアップを定期的にとっておくようにしましょう。
停電だけでなく、地震・火事などの災害や、万が一ウイルスなど脅威にさらされた時のためにもバックアップをとっておくと安心です。
バックアップをとるデータには、FAXやメールのアドレス帳、ユーザー設定情報、各種設定値などがありますが、機種や設定によって異なりますので詳しくはお使いの機種の取扱説明書をご覧ください。
バックアップ方法もお使いの機種の取扱説明書に記載されています。
参考として挙げると、Canon(キヤノン) iR-ADV C3835Fの場合は、以下の手順になります。
データをバックアップ/リストアする – Canon – imageRUNNER ADVANCE DX C3835F / C3830F / C3826F – ユーザーズガイド (製品マニュアル)
②UPS(無停電電源装置)を導入する
UPS(無停電電源装置)とは、電気を供給する装置です。
停電時に自動的に切り替わり、接続された電子機器に電気を供給してくれます。
急な停電があったとしても、UPSにより電力が供給されるため、その間に正しい手順で電源を切ることができます。
UPSの容量によっては電源を落とさずに長時間使い続けることもできます。
しかし、容量によって金額も必要なスペースも増えてしまいます。
そのため、UPSでいつも通り業務が行えるようにするというよりは、安全に電子機器の電源を切る時間を作るために導入する場合の方が多いです。
停電した際の対応
停電の復旧時には電圧が高くなり、機器に影響を及ぼすことがある為、可能であればコンセントから電源ケーブルを抜き、ブレーカーを切っておきましょう。
特に地震など、配線や機器に損傷や水没などが生じる可能性が高い場合、通電火災という電気が復旧した際に火災が起こる可能性も高くなります。
東京消防庁からも職場の地震対策として自信が着た際にするべき行動の中で以下の二つの行動を挙げています。
- コンセントからプラグを抜く。
- 安全器又はブレーカーを切る。
引用元:職場の地震対策|東京消防庁
停電後の対応
ブレーカーを切り、コンセントからプラグを抜いていた場合、まずはブレーカーを入れてから、プラグを差し込みます。
複合機の電源を入れた後は、動作確認を行いましょう。
特に以下の3点を確認しておきます。
- 日付・時刻が正しいか
- ネット環境(IPアドレスなど)の設定が変わっていないか
- 他の機器との接続が正しくできているか
計画的な停電の場合
計画的な停電の場合は、予めバックアップを取り、機器の電源を切っておくようにします。
電源の切り方、設定の確認方法については取扱説明書をご確認ください。
複合機でFAXを受信していた場合、停電中はFAXの受診ができないため、予め取引先などFAXを送ってくる可能性がある相手には事前に連絡をしておくと安心です。
KONICA MINOLTAでは計画停電の際の注意をホームページ上で公開しています。
こうしたメーカーのページも読んでおくと安心です。
計画停電に伴うコニカミノルタ製品に関するご注意 – 重要なお知らせ | コニカミノルタ
災害へは日頃からの備えが重要
しかし、日頃から対策をすると共に、いざ停電になった時にどのように対処しようかシミュレーションをしておくことで、落ち着いて対処できる確率はグッと上がります。
ぜひこの記事を参考に、自社で停電が起きた場合にはどのように対応しようか、シミュレーションしてみてください。
オフィス電話本舗 | 2022.05.17 16:34
停電による複合機への被害を最小にするためには、停電の前、停電中、停電後にどのようにしたらよいのでしょうか?
今回はそんな複合機の停電対策についてご紹介します!