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複合機(コピー機)の電気代を節約したい!コスト削減のコツについて解説

 

オフィスでの使用頻度が高く電力の消費量が高い機器といえば、空調が一番で、次に複合機(コピー機)と続き、その割合はオフィスでの消費電力のおよそ10%を占めると言われています。

電気料金の高騰に伴い消費電力が気になる、月々の料金を抑えたい…といった悩みを抱えているご担当者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、複合機(コピー機)にかかわる消費電力の基礎知識や、複合機(コピー機)の消費電力を抑える方法についてご紹介します。

オフィスの消費電力が気になるご担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

複合機(コピー機)の消費電力は3種類

機器を利用するのに必要な電力のことを消費電力量といいます。

複合機(コピー機)の消費電力は、大きく分けて「最大電力」「動作時平均電力」「待機電力」の3種類になり、以下の通り、それぞれ消費電力が異なります。

 

 

最大電力:1,100W〜1,500W
動作時平均電力:400W~600W
待機時電力:0.5W~3W

 

 

それぞれの消費電力について、解説します。

 

-最大電力

最大電力量はメーカーや機器の仕様によって異なりますが、おおよそ1,000~1,500Wになります。

複合機(コピー機)の電源を入れた時や、待機モードからコピーやプリントを開始する時に最も電力を使用します。

家電でいうと、エアコンの消費電力と比較的近い数値と思って頂ければ良いでしょう。

起動時に最も電力を消費するため、節電を考えるのであれば、頻繁にオン・オフを切り替えることは避けるべきでしょう。

 

 

-動作時平均電力

動作時平均電力とは、複合機(コピー機)が印刷などの作業を継続して行っているときにかかる電力量のことです。

複合機(コピー機)がコピーや印刷を行っているときに発生した電力を、平均化した数値を指します。

 

 

-待機時電力

待機電力とは、コピーや印刷が終わった後、通常モードからスリープモードに移行したときに消費される電力量のことです。

一般的な設定では、複合機(コピー機)の利用が終了してから一定時間経過した後に、通常モードからスリープモードに移行されます。

最も消費電力が少なく、待機状態が長くなるほど、消費電力も少なくなります。

 

 

TEC値を使った電気代の計算方法とは

複合機(コピー機)の消費電力は使用環境や稼働状況によって変わりますが、消費電力を正確に把握するのはなかなか難しいものです。そこで、目安になるのが「TEC値」です。

 

「TEC値」とは(Typical Electricity Consumption)の略で、日本語では「標準的な電力消費」という意味です。

複合機(コピー機)などの機器の省エネ性能を表す値で、「国際エネルギースタープログラム」の基準として使用されており、1週間で消費する電力がわかる指標になります。

 

TECの単位は「kWh(キロワットアワー)」が使われ、数値が低いほど省エネ性能が高いことを示します。

たとえばTEC値が2kWhの場合、その機器の1週間の消費電力量は「2kWh」ということになります。

業務用複合機(コピー機)においては、TEC値は2kWh前後が一般的です。

しかし、ハイスペックな複合機(コピー機)であれば、6kWhを超えるものもあります。

たとえば、10年前の古いモデルと最新モデルでは、省エネ技術の進化によって消費電力に大きな差があります。

10年前のモデルでは1か月の消費電力が33.0kWhになるのに対して、最新モデルでは3.7kWhと、最新モデルは旧モデルより約10分の1ほどの消費電力であることが分かります。

 

最新モデルは省エネ技術だけでなく、待機時電力や動作時の消費電力も改善されています。

使用頻度が高いオフィスでも電気代を抑えることができるため、可能な限りTEC値は低い複合機(コピー機)を選ぶのがおすすめです。

 

複合機が「国際エネルギースタープログラム」に登録されているモデルであれば、国際エネルギースタープログラムサイトでTEC値を調べることができます。

https://www.energystar.go.jp/

 

 

手軽にできる複合機(コピー機)の節電方法

-低電力・スリープモードにする

複合機(コピー機)の設定を、一定時間稼働しない場合、自動でスリープモードや低電力モードになるように設定しておくことで、消費電力を抑えることができます。

 

スリープモードは機能の大半をストップさせるため、最も消費電力を抑えられますが、再起動のためには時間と電力を要します。一方で低電力モードは、機能を抑え、スムーズな起動と電力の節約を両立させるモードです。

 

スリープモード・低電力モードになるまでの時間を短く設定し過ぎると、逆効果になることもあります。

機器の利用状況や業務スタイルに合わせて設定を調整し、消費電力を削減しましょう。

 

 

-まとめて印刷する

最大電力でお話したように、最も電力を使うのは、複合機(コピー機)の電源を入れた時や、待機モードからコピーやプリントを開始する時です。

どんな家電もそうですが、スタートする時が一番電力を消費します。

 

間を空けて何回も印刷すると、待機を稼働のために都度電力を消費してしまうため、できるだけ一度にまとめてコピーや印刷を行うのがおすすめです。

また、資料の一部を電子化で代用できないか、検討してみましょう。電子化しておくと、PC上での閲覧やオンラインでの情報共有がしやすくなり、業務効率化にも貢献します。

 

 

-印刷枚数を減らす

複合機(コピー機)に集約印刷という機能があるのをご存知でしょうか?

1枚の用紙に複数のページを印刷することで、消費電力を削減することができます。

 

また、基本的なことですが、ミスプリントを減らすのも効果的です。

印刷前にしっかり内容をチェックすることで、ミスプリントを減らしましょう。

 

 

 

最新モデルに買い換えるのもおすすめ

オフィスでも電力の消費量が高い複合機(コピー機)ですが、低電力・スリープモードを活用したり、まとめて印刷する、印刷枚数を減らす、などの工夫をすることで、業務効率を下げずに節電することができます。

節電だけを優先するのではなく、それぞれの職場の使用状況に合わせて取り入れましょう。

 

また、TEC値の項目でご紹介したように、現在お使いの複合機(コピー機)を環境に優しい最新モデルに入れ替えるのも有効です。

最新モデルは旧モデルと比較して消費電力が約10分の1程度になるだけでなく、待機時電力や動作時の消費電力も改善されています。

入れ替え機種を検討する際には、オフィス機器の国際的省エネルギー制度「国際エネルギースタープログラム」に適合している製品や、「日本エコマーク」を取得している製品など、環境ラベルの適合情報なども指標にすると良いでしょう。

 

オフィス電話本舗でも、消費電力の削減に貢献する複合機(コピー機)モデルを多数取り揃えています。

現在ご使用中の複合機(コピー機)やオフィス機器の省エネを図りたいと思っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

複合機(コピー機)の導入から入替えまで、オフィス機器の専門家が一貫して対応させていただきます!

オフィス電話本舗 | 2025.06.18 03:30

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